具体的なマットレス選びのポイント

私は以前、いやついこの前までマットレスは硬いのが良い派でした。

ですがマットレスや寝具で重要なのは硬いことではなく、むしろ体に合った柔らかさを持つことだと分かりました。

なぜそうなのかの前にマットレス選びの基本について考えると、この3つです。

 ①理想的な寝姿勢
 ②適切な体圧分散
 ③寝返りのし易さ

当たり前で簡単なことのように思えますが、実は奥深いです。

※ちょっと補足※
ちなみに英語のサイトでベッド選びのポイントを調べたところ、「A)マットレスの硬さ、B)サポート力」の2つが快適なベッドの条件となっており、寝返りについて書いている記事は見つけれませんでした。

 

記事を書いていると長くなったので私の結論を先に書きます。

各項目の優先順位は、①>②>③です。
寝姿勢は最重要です。これが良くないとすべてが無意味です。

当たりはやわらかいけど、ある程度沈んだところ(7-10cm)でしっかり反力があるマットレスが、①-③の条件を満たします。
当たりの柔らかさは、自分の体重によって変わります。軽い人はやわらかめ、重い人は硬め。体形(体のどの部分が重いか)に考慮が必要です。
体形に関して記載している記事は、私は一度も見たことがありません。
でも、マットレス選びに置いて体形を考慮に入れることは経験上超重要です。

 

まず「①理想的な寝姿勢」ですが、理想的な寝姿勢ってなに?って感じですよね。
それは、立った姿勢をそのまま横にした状態とあちこちに書いてます。

 - じゃあ、正しい立つ姿勢ってどんなの?
 - 寝るときは枕があるから、立つ姿勢と違うし。
 - 枕の高さで体圧分散が変わって、寝姿勢に影響するし。

などなど、いろいろ疑問が出るわけです。

これに関して、完璧な回答は持ってませんが、私がマットレスを選ぶときにチェックするのは、腰が沈み込みすぎていないことです。

正確に言うと、腰だけ沈む状態にならず上半身、そして足も一定量沈むことです。

私の場合、足が細くて軽いためかで、足(腿から下)が沈まず、腰だけ沈むマットレスが多いです。

 

「②個人に合った体圧分散」に関しては、寝姿勢は完璧でも硬めのマットレスを選ぶと腰のカーブがマットレスに支えられていないということが起こりやすいです。

カーブが浮いてても腰の筋肉がリラックスできれば良いのですが、経験上浮いていると腰の筋肉が頑張るみたいで腰が凝りやすいです。腰だけでなく、肩回り背中周りにも隙間ができやすく、肩コリの症状も発生しやすいと感じます。

実際に色々寝てみると分かると思いますが、仰向け姿勢で背面全体がフィットするには、そこそこ柔らかいマットレスでないと難しいです。

 

「③寝返りのし易さ」についても重要です。いや、重要なはず。
ある程度の硬さがないと寝返りを打ちにくいので、横になって一旦姿勢を安定させてそこから左右にゴロゴロしやすいか確認しましょう。

ところで人は一晩で20-30回(3-5回/時間)寝返りを打つそうです。

すごく多いなと思いましたが、寝返りの定義は角度が30°以上動くことらしいので、そんなものかもしれないですね。

寝返りが打ちにくいと姿勢が固まって体がコリやすいらしいのですが、経験上寝返りが打ちににくいマットレスはそもそも姿勢も厳しいので、寝姿勢と寝返りのどちらがコリの主要因化の判定は難しいところです。

寝返りのことを考えるとマットレスは硬い方がいいと書きましたが、まずは理想的な寝姿勢が取れることを優先し、次に体圧分散、その上で寝返り打ちやすいことも確認するという順で考えてください。