合わなかったベッド
過去色々と買ったベッドの紹介です。
●シモンズ ゴールデンバリュー クイーン ダブルマットレス
初めて買ったベッドです。
シモンズというブランドに魅かれたのとベッドが硬めが良いという店員さんのアドバイスで買いましたが、硬すぎて体が痛くなって売ってしまいました。
●ウォーターワールドのウォーターベッド(フルモーション)
ウォーターベッドは体圧分散に優れた理想のベッドと思って買いました。
店頭で試した時から腰が沈むなーと思っていましたが、実際腰だけ沈んで腰痛になりました。
パスカルの法則を利用しているので理想的な姿勢を保てると書いてますが、よく考えれば逆なんですね。ウォーターベッドは軽い部分も重い部分も均等な力で押し返すことしかできないので、重い腰が沈んでしまうのは当然なんですね。
最近のウォーターベッドは、腰の反発力を高めるためマットレスの内部にファイバーが入っています。こうしないと理想的な寝姿勢にならないんですね。
●東京ベッド ファイテンマットレス
アワーグラスを買うつもりがなぜか買ってしまったこのマットレス。
腰の部分のサポートを高めているのが特徴ですが、あんまり機能しないです。
それとゾーン分けしているベッドはスイートスポットが少なすぎて、良好な寝心地を保つのが難しいです。
このベッドは全体的に硬かったので足が沈まず腰だけ沈んで私には合いませんでした。
●ウッドスプリングマットレス
マットレスの硬さを調整することができるのが特徴ですが、調整が難しいうえ主に横一線で硬さ調整するので、仰向けに寝た際に腕を置く位置で寝心地が変わるという欠点があります。びしっと調整できて完璧な位置で寝れば最高なのだと思いますが、寝返りを打つと姿勢が変わるので、難しいです。
●テンピュール(30cmスタンダード)
ソフトさは良いのですが、低反発という特性に起因する反発力不足で結局腰だけ沈むということになり合いませんでした。
寝る人の肉の付き方によっては、いいのかもしれません。
●Ypnos Plush
ソフトながらもある程度沈んだところでふんわりと反発するので、良い寝姿勢を保てます。横寝もいいです。おすすめです。
●コアラマットレス BAMBOO
試したところ、意外と良かったので購入しました。
試し寝した範囲ではBREEZEの方が良かったのですが、ソフトさが好みだったBAMBOOを買いました。
おすすめのベッド
今まで試した中でよかったベッドを紹介します。
判断ポイントは、翌朝に体が痛くならないかを重視しています。
私はやせ型ですが、多くの国産ベッドは硬めのセッティングのため、足が沈まず腰だけが沈みすぎて腰痛になります。
最近なって合わない原因が分かりましたが、それまではベッドを長年とっかえひっかえ使い続けたため腰痛が慢性化してしまってます。
先日アメリカ製ベッドを購入したので、腰痛は改善しつつあります。
ベッドの相性は連泊しないと正確な判断はできませんが、最近判断ポイントが絞れてきたので大体正確だと思います。
現在は、ベッドはソフトで体圧分散がうまくできるものが良いという結論に至っています。
●海外のホテル
- アメリカ製のベッド(ホテル、モーテルで40-50か所回りましたが、メーカによらず悪いベッドに当たったことがないです。特に良かったのはシモンズ製)2012-2013年
アメリカのベッドはソフトなのですが、この時は布団派だったので、マットレスの良否を言語化できていませんでした。
2022年9月時点でアメリカ製ベッドを国内で買うことは難しいので、アメリカ転勤中にお気に入りのベッドを買った方は、少々無理してもベッドを持って帰った方がいいです。
ちなみにヨーロッパではいいベッドに当たったことがないです。
●国内のホテル
- リッツカールトン日光
アメリカ製シモンズのベッド。オリジナルのため型番不明。トッパーもよかったですが、トッパーなしでも抜群の寝心地でした。2022年。
国内販売なし、輸入も不可。
どこかで販売して欲しいです。
- W OSAKA
シモンズ(国内製)のオリジナルマットレス+丸八真綿製特注トッパー。
マットレスはシモンズのカスタムロイヤル相当らしいです。
トッパーは丸八真綿で購入可能(セミダブルで2万円、ロングダブルで3万円。
この後リッツ日光に宿泊して、そちらの方が良かったです。
- 他の高級ホテルのベッドもいいものが多いです
●販売中(2022年9月時点)
- 米パラマウントベッド Ypnos Plush
若干腰が沈みますが、腰のカーブをふんわり支えてくれるので腰の負担が少ないです。現在販売中の米製ベッドにしてはお安いです。
米製ベッドなので、ちょっと長めのサイズ2030mmでゆったり寝れます。
- スターンズ&フォスター
シーリーの子会社となっていますが、米製ベッドを販売しています。
クイーン、キングの2サイズなので大きいのと高額ですが、買える方にはおすすめす。
- シーリー クラウンジュエル(ガーナイトⅢ、エメラルドⅢ、クリスタルⅢ)
日本製ですが特許の関係で米国とほぼ同じ作りらしく、ソフトでよい寝心地でした。
- 東京スプリング アワーグラス マエストロ
日本のベッドらしく沈み込んだところで反発力の強い寝心地になりますが、体全体が均等に沈むので寝姿勢は良いです。いつか買って試そうと思っています。
アールグレイもほぼ同じ寝心地ですが、マエストロの方が高級感があります。
アワーグラスは値段が高めなので同価格帯だとシーリーに寝心地のソフトさと高級感が負けている点が購入に踏み切れない点なんですよね~
具体的なマットレス選びのポイント
私は以前、いやついこの前までマットレスは硬いのが良い派でした。
ですがマットレスや寝具で重要なのは硬いことではなく、むしろ体に合った柔らかさを持つことだと分かりました。
なぜそうなのかの前にマットレス選びの基本について考えると、この3つです。
①理想的な寝姿勢
②適切な体圧分散
③寝返りのし易さ
当たり前で簡単なことのように思えますが、実は奥深いです。
※ちょっと補足※
ちなみに英語のサイトでベッド選びのポイントを調べたところ、「A)マットレスの硬さ、B)サポート力」の2つが快適なベッドの条件となっており、寝返りについて書いている記事は見つけれませんでした。
記事を書いていると長くなったので私の結論を先に書きます。
各項目の優先順位は、①>②>③です。
寝姿勢は最重要です。これが良くないとすべてが無意味です。
当たりはやわらかいけど、ある程度沈んだところ(7-10cm)でしっかり反力があるマットレスが、①-③の条件を満たします。
当たりの柔らかさは、自分の体重によって変わります。軽い人はやわらかめ、重い人は硬め。体形(体のどの部分が重いか)に考慮が必要です。
体形に関して記載している記事は、私は一度も見たことがありません。
でも、マットレス選びに置いて体形を考慮に入れることは経験上超重要です。
まず「①理想的な寝姿勢」ですが、理想的な寝姿勢ってなに?って感じですよね。
それは、立った姿勢をそのまま横にした状態とあちこちに書いてます。
- じゃあ、正しい立つ姿勢ってどんなの?
- 寝るときは枕があるから、立つ姿勢と違うし。
- 枕の高さで体圧分散が変わって、寝姿勢に影響するし。
などなど、いろいろ疑問が出るわけです。
これに関して、完璧な回答は持ってませんが、私がマットレスを選ぶときにチェックするのは、腰が沈み込みすぎていないことです。
正確に言うと、腰だけ沈む状態にならず上半身、そして足も一定量沈むことです。
私の場合、足が細くて軽いためかで、足(腿から下)が沈まず、腰だけ沈むマットレスが多いです。
「②個人に合った体圧分散」に関しては、寝姿勢は完璧でも硬めのマットレスを選ぶと腰のカーブがマットレスに支えられていないということが起こりやすいです。
カーブが浮いてても腰の筋肉がリラックスできれば良いのですが、経験上浮いていると腰の筋肉が頑張るみたいで腰が凝りやすいです。腰だけでなく、肩回り背中周りにも隙間ができやすく、肩コリの症状も発生しやすいと感じます。
実際に色々寝てみると分かると思いますが、仰向け姿勢で背面全体がフィットするには、そこそこ柔らかいマットレスでないと難しいです。
「③寝返りのし易さ」についても重要です。いや、重要なはず。
ある程度の硬さがないと寝返りを打ちにくいので、横になって一旦姿勢を安定させてそこから左右にゴロゴロしやすいか確認しましょう。
ところで人は一晩で20-30回(3-5回/時間)寝返りを打つそうです。
すごく多いなと思いましたが、寝返りの定義は角度が30°以上動くことらしいので、そんなものかもしれないですね。
寝返りが打ちにくいと姿勢が固まって体がコリやすいらしいのですが、経験上寝返りが打ちににくいマットレスはそもそも姿勢も厳しいので、寝姿勢と寝返りのどちらがコリの主要因化の判定は難しいところです。
寝返りのことを考えるとマットレスは硬い方がいいと書きましたが、まずは理想的な寝姿勢が取れることを優先し、次に体圧分散、その上で寝返り打ちやすいことも確認するという順で考えてください。
本場の有名ブランドマットレスを体験した話
アメリカを半年ぐらい旅行したいことがあります。
ほぼ毎日50ドル以下のモーテルに泊まったのですが、どこもダブルサイズ以上の高級マットレス(シモンズ・シーリー・サータ)を2台バーンと置いてます。
しかも妙に寝心地がいい。
初めは日本で20万以上するベッドを導入しているアメリカのモーテルはすごい!と感動しましたが、ショッピングモールなどでマットレスが日本の1/4以下の値段で売っているのを見て納得しました。
日本にとっては高級ブランドマットレスですが、アメリカ人にとってはニトリやIKEAのマットレス並みだったんですね。
ちなみにキッチンなどの住宅設備、建材含めて2010年代のアメリカはめちゃくちゃ安かったです。
これは円高だったからということだけではなく、日本は利幅が大きくとっているからというだと思います。
日本で売っているマットレスのほとんどは日本製
日本で流通している(売っている)海外有名メーカーのマットレスのほとんどは日本製って知ってました?
海外のマットレスで有名なブランドはこの3つですが、日本で売っているもののは実はどれも日本製です。
シモンズ
シーリー
サータ
これがいいことなのかどうなのかですが、個人的には良くないと思ってます。
なぜか。
それは体験上、日本製より本家の方が寝心地が圧倒的に良いからです。
それに値段も本家の方が圧倒的に安いし。
例えば、ここで値段を見たら日本向けマットレスが高いことがよくわかります。
ちなみにシモンズは米製と日本製は全く別物です。ポケットコイルという共通点はあるもので、素材選定や作り方から全く違うと聞きました。
シーリーは特許の関係で製法含め本国製とほぼ同じということでした。
サータは米製と日本製の寝心地を比較できるほどどちらも記憶に残ってないです。
製法的には日本人好みに寄せているようです。